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ナーゲル (カメラ) : ウィキペディア日本語版
ナーゲル (カメラ)
ナーゲル(, 略称)は、かつてドイツに存在した写真機メーカーである。創業者はアウグスト・ナーゲル(. 1882年-1943年)である。
== 歴史 ==
アウグスト・ナーゲルは1908年に設立したドレクスラー・ナーゲル()の創業者の一人であり、その後会社合併に従いコンテッサ・ネッテルを経てツァイス・イコンの技師となっていたが、1928年にツァイス・イコンを退社しナーゲルを創業した。
ナーゲルは1931年アメリカコダック買収され、コダックAG(、ドイツコダック)となった。ナーゲルの高い技術力を買っていたコダックは、製品に「ドクター・ナーゲルのコダック工場にて製造された」()と刻んだ。
1934年にアウグスト・ナーゲルが開発したレチナが発売され、ベストセラーシリーズとなる。近年は一般的になっている「パトローネ入り35mmフィルム」を最初に発売したのはアグフア(現在のアグフア・ゲバルト)であったが、一般的になったのはレチナの大ヒットがきっかけである。またモーターによるフィルム給送が一般的になる以前によく使用されたレバー巻き上げもレチナが元祖であり、ライカM3発売の折り「フィルム巻き上げはレチナ式」と説明されていた。
1943年にアウグスト・ナーゲルが亡くなり、エルンスト・ライツ(現ライカ)で働いていた息子のヘルムート・ナーゲルが後を継いだ。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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